中小企業診断士・二次試験勉強の成長ステップ
中小企業診断士の2次試験は、つかみどころがわからない試験といわれたりしています。正答が公表される1次試験とは違い、2次試験は模範解答すら公表されないため評価基準...
中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的として、中小企業の診断及び助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記試験及び口述試験がが設定されています。
2次試験は短答式又は論文式による筆記試験で行われ、毎年10月に1日間の日程で開催されます。
まずは2次試験の概要について説明します!そのあと(下部)に各科目の勉強方法やコツについて解説します。
2次科目 | 分野 | 試験時間 | 配点 |
---|---|---|---|
事例1 | 組織・人事 | 80分 | 100点 |
事例2 | マーケティング・流通 | 80分 | 100点 |
事例3 | 生産・技術 | 80分 | 100点 |
事例4 | 財務・会計 | 80分 | 100点 |
400点満点×6割=240点で2次試験(筆記試験)合格となります。ただし、模範解答が公表されないため、事実上の相対評価試験であると考えてください。
第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。
出典:中小企業診断士試験-一般社団法人 中小企業診断協会
年度により多少のバラツキはありますが、2次試験の合格率20%前後を推移しています。
表向きは絶対評価の試験にみえますが、実態としては相対評価をされていると考えられています。
詳細については、中小企業診断士の難易度の記事をご覧ください。
中小企業診断士の2次試験合格のための勉強時間500時間が目安とされています。
2次科目 | 分野 | 目安時間 |
---|---|---|
事例1 | 組織・人事 | 100時間 |
事例2 | マーケティング・流通 | 100時間 |
事例3 | 生産・技術 | 100時間 |
事例4 | 財務・会計 | 200時間 |
文章にまとめる力や、財務会計の実務経験の有無によって、大幅に勉強時間も変わりますので、上記はあくまでも目安となります。
各科目の勉強方法については、下記の記事をご覧ください。
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