LEC・中小企業診断士講座の長所と短所

LEC・中小企業診断士講座の長所と短所

各資格学校(通信講座)の特徴を紹介するシリーズです。本記事では「LEC(レック)」について、特徴、良い点悪い点を詳しく解説します。

 

かず

 

LECは有名な資格スクールだけど、診断士講座ってどうなのかな?


 

ゆみ

 

そうなの。。ヒアリングするために受講生探すの大変だったよ~


 

たく

 

ゆみちゃんの行動力すごいよね...


 

 

本記事は、独学で勉強しようか通信講座や通学講座を使って勉強しようか、独学で合格を目指す!と思って勉強をはじめたものの「独学では厳しいかも...」と考えている方向けです。ぜひ、参考にしてみてください。

 

LEC(レック)とは?

LEC(レック)は、1979年に反町氏が司法研修所での同期生と共に創業した、老舗の資格予備校です。

 

創業当初は、法律・会計関係の講座のみでしたが、現在は様々な資格取得コースが整備され、中小企業診断士講座も提供しています。

 

1次試験・2次試験対策の講座を提供していますが、特に2次試験対策の通学講座に定評がある大手資格スクールです。

 

 

LEC(レック)の良い所(長所)

 

ではまず、LEC(レック)の良いところから紹介しましょう!


 

  1. 講師が中小企業診断士の実務をしている
  2. 通信講座でも講師が選べる
  3. 摸試が本試験に似ている
  4. 講義動画が15分単位に編集され視聴しやすい
  5. 2次試験対策に強い

 

 

① 講師が中小企業診断士の実務をしている

LECの講師は、講師業を行う傍ら本業で中小企業診断士業務に従事しています。そのため、活きた知識を学びやすい特徴があります。

 

試験に合格するためだけに勉強するのか、実務に繋がる活きた知識を学ぶのか、受講生の好みによりますが、話にリアリティがあるため講義を受講するのが楽しく、勉強のモチベーションを維持しやすいメリットがあります。

 

 

② 通信講座でも講師が選べる

資格勉強をするにあたっては誰から教わるのかで学習効率が違うため、講師選びは大切です。

 

ところが、一般的に通学講座の場合は講師を選べても、通信講座は講師が固定され受講生は講師を選ぶことができません。

 

しかしLECでは通信講座であっても経済学は●●講師、財務会計は▲▲講師といったように講師を選ぶことができます。

 

講師は皆受験のプロですが、得意分野・不得意分野はあります。教えるのが得意・不得意といったケースもありますので、講師を選べるのはとても大きなメリットです。

 

 

③ 摸試が本試験に似ている

LECの模試は受験生から定評があります。本試験レベルと同等の問題が多く、的中率が高いと言われています。

 

このことから試験の分析力が高いため、予想的中が高いと考えられています。

 

また、2次試験模試の採点は容赦がないことでも有名で、一つ一つの答案をよく見て採点されているといわれています。

 

 

④ 講義動画が15分単位に編集され視聴しやすい

LECの講義は1コマ約2時間半です。ただし、1コマの中で約10に区切りられているいるため、細切れで視聴できるように工夫されています。

 

移動時間や空き時間に受講したり、復習しやすいようになっているのです。

 

ちなみに、講義動画はストリーミング再生にも、ダウンロード再生にも対応しているので、外出先でもデータ通信量を気にせず勉強できます。

 

 

⑤ 2次試験対策に強い

LECには2次試験対策の独自のメソッドがあります。「事例整理シート」「設問構造図」という独自のツールを使い、繰り返し学習することで、短時間に一貫性のある答案をかけるようになります。

 

また、答案の添削は丁寧で、速やかに返却してくれるため、2次試験の解法を身につけやすいと評判です。

 

 

 

 

LEC(レック)の悪い所(短所)

 

 

次は、LECの良くないところです。LECに限らず完璧な講座はないと思いますので、短所も紹介します!


 

  1. 受講料が高く、1次試験対策が不評
  2. 教材の中身が少し薄い
  3. 講師のばらつきが大きい

 

① 受講料が高く、1次試験対策が不評

LECの中小企業診断士講座は21万円~34万円と受講料が高額です。TACなどと同様に大手資格予備校なので費用面が高くなってしまう点は仕方がありません。

 

また、1次・2次試験の両方の試験対策講座を提供していますが、1次試験対策の評判はあまり良くありません。

 

実務知識にこだわり1次試験対策には十分すぎる内容を詰め込むため、効率良く勉強することができないといわれています。

 

 

② 教材の中身が少し薄い

LECの独自テキスト「FOCUS」は、過去問題を中心にすえたもので学習と演習が同時にできる機能的なテキストです。

 

学習しやすく受講生からの評判は良いのですが、学習内容を需要なテーマだけに絞り、さらに過去問題を中心にすえているため、全体を網羅できていないと感じる方もいます。

 

1次試験対策のテキストは薄いものの、講義では多くの知識量を要求するため、受講生が混乱する傾向がみられます。(徐々に改善..)

 

 

③ 講師のばらつきが大きい

LEC講師の評判は総じて良く、全体的にレベルが高い講師が揃っています。

 

ただし他の資格スクールに比べ、講師の裁量が大きいため講師講義内容、進め方、教え方についてはバラツキがあります。

 

相性の良い講師であれば効率よく学習できますので、自分に合う講師を選ぶ・探すことが必要になります。

 

 

まとめ

合格者の声
  • テキストがシンプル、それに講義動画に分かりやすく、講師の熱意を感じました。
  • 各事例構造のフレームが分析・理解でき、一貫性のある答案が書けるようになった!
  • LECでは講師が変わっても解法の核となる部分が同じなので、いろいろな伝え方に触れることで結果として理解が深まりやすかった。
  • 通信講座と通学講座の組み合わせができ、自分に合った勉強方法で受講できた。
  • 狭すぎず、深すぎない内容で毎年テキストを更新されており最適な教材で学習できた。
  • 試験勉強のみならず、実務で使えるロジカルな考え方を学べたのがよかった。

 

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LECの価値を最大限享受できるのは通学講座です。自宅または通勤ルートにLECの校舎があり、通学で受講できる方には、少し高くなりますが通学講座をおすすめします。

 

一方、通信講座でしか検討していない場合は、LECよりも安く評判のよい講座がたくさんありますので、おちついて比較検討されることをおすすめします。

 

また、LECは1次試験対策よりも、2次試験対策講座に定評がありますので、その点も踏まえて決めるとよいと思います。

 

 

ゆみ

 

いかがでしたか?独学であれ、資格学校であれ、自分に合った勉強方法をみつけることが合格への一歩です。最後はご自身の目で確認して決めてくださいね!