独学におすすめの参考書
基本的に資格予備校が出版しているテキストや問題集は合格できる内容が網羅されているので、しっかり学べば合格できる情報量はあります。
でも、テキストや問題集だけではしっくりこない時があると思います。合うor合わない、得意or不得意は少なからずあるから。
この記事では、もう少し知識を補完したいときに使えるおすすめの参考書を紹介します。
すべての参考書を買う必要はなく、補完したい科目だけでよいと思いますよ
1次試験におすすめの参考書
企業経営理論の対策におすすめの参考書
組織論 補訂版 (有斐閣アルマ)
企業経営理論が苦手で、参考書で知識を補填したいのであれば、組織論がおすすめです。
この本に出てくる図が、1次試験の企業経営理論の問題にでてきたりしています。出題委員の方が執筆に携わっているといわれています。
ぼくはコレ読みました。診断士に合格してから読んだのですが、読み物としても面白かったです。この図、過去問に出てきてた!というのもいくつかありました。
経営情報システムの対策におすすめの参考書
図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説
ネットワークの重要用語解説という重々しいタイトルですが、ITが分からない人に端的にわかりやすくイラスト入りで解説された本です。分かりにくい用語があった時にひく辞典のように使えます
ぼくコレ読みました!経営情報システムの講義を聞いても、なかなかイメージできなかったのですが1~2日でザッと読むだけで理解が一気に深まりましたよ。とにかく読みやすくて分かりやすいです。
経済学・経済政策の対策におすすめの参考書
速習!マクロ経済学と ミクロ経済学
フリーラーニングという無料講義をYouTubeで配信されている方の本です。本の内容に沿って講義動画が提供され、とにかくわかりやすいと評判の本です。
中小企業診断士向けのテキストや問題集で理解しにくい方は、ぜひご覧ください。
わたしはコレ使いました!画質はよくないのですが、石川先生の講義がとにかくわかりやすかったです。こんなに楽しく分かり易く経済学を教えてくれるのは、石川先生しかいないと思います。
2次試験におすすめの参考書
事例2対策におすすめの参考書
スモールビジネス・マーケティング
試験問題を作成している静岡大学教授の岩崎邦彦先生が執筆された本です。小さなお店が厳しい競争の中で生き残っていくために、押さえておくべき点などが書かれています。この本に書かれていることが事例2の根底にあります。
コレ読みました!マーケティングのノウハウ本というよりも論文っぽい本。でも読みやすい!マーケティングの本質に迫っている内容で勉強になりますよ。
引き算する勇気/日本経済新聞出版社
あれも!これも!と足し算思考をするのではなく、何かを引いてシンプルになることで本質的な価値・個性が引き出され、人を引きつけることができるということを推奨している本です。
コレも読みました!資源が限られた小さな会社こそ、勇気をもって引き算して付加価値を引き出そうという考えは、2次試験の事例問題では必須の考え方!2次試験の解答の方向性がみえてくると思います。
事例4対策におすすめの参考書
診断士受験生の中で、 イケカコと呼ばれている事例4のバイブル本です。事例4で度々出題される意思決定会計を集中的に学べます。
ぼくコレ読みました!良書です。財務・会計が苦手だったので、とにかくイケカコに掲載されている問題を何度も解きました。一気に得点力が高まりましたし、事例4への苦手意識がなくなりました!
参考書の使い方
独学におすすめの参考書を紹介しましたが、すべて買う必要はありません。まずは中小企業診断士向けのテキスト、問題集、過去問を使い倒しましょう。
そのうえで、苦手だからもっと勉強したい、得点を安定化させたいと思う科目に限って参考書を使うとよいと思います。
教材が増えすぎると、どれも中途半端になっちゃうので注意してくださいね!