性別でみる中小企業診断士試験の受験層
中小企業診断士試験は、どういう人が受験しているのか?一般社団法人・中小企業診断協会が発表している統計資料を元に解説します。
中小企業診断士試験の受験者・年齢別
1次試験、2次試験の受験者の男女区分は、以下の通りです。
1次試験受験者の男女比
男女比率 | 申込者数 | 試験合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
男性 | 18,144 | 3,046 | 16.79% |
女性 | 1,972 | 190 | 9.63% |
合計 | 20,116 | 3,236 | 16.09% |
2次試験受験者の男女比
男女比率 | 申込者数 | 試験合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
男性 | 4797 | 867 | 18.07% |
女性 | 333 | 77 | 23.12% |
合計 | 5130 | 944 | 18.40% |
出典:平成30年度中小企業診断士第1次試験/第2次試験に関する「統計資料」
本記事では申込者を母数として合格率を算出しているため、中小企業診断士の難易度で紹介している合格率よりも低くなっています。
申し込んだ後に試験を受けない(辞退する)方もあるので、本記事での合格率は参考程度に留めておいてください。
性別と中小企業診断士試験
診断士試験受験者の9割が男性
中小企業診断士試験の受験者・合格者共に、約9割が男性となっています。資格予備校に通うと女性の友達ができるかも、という期待はしない方がよいかもしれません。
女性の中小企業診断士ニーズは高い
女性の受験生が少なく、女性にあまり人気のない中小企業診断士資格ですが、実は女性診断士のニーズは非常に高い傾向にあります。
中小企業の大半の社長は男性であるため、異性の方が相談しやすい、意地を張らずに素直に話せるということで、女性診断士は引っ張りだこなのです。
また、診断士業界の中では、女性というだけで目立つ存在になるため、実際に資格を取得すると非常に使える資格であることを実感することになるでしょう。
詳しくは、「女性が稼げる資格!実は「中小企業診断士」だと思う」の記事に書いていますので、ぜひご一読ください。