独学におすすめのテキスト
独学で勉強して、中小企業診断士の合格を目指すぞ!っと決めたら、次は教材選びです。
いざ、本屋でテキストや問題集を探すとたくさん出版されているので「どれを買ったらいいの...?」となるはずです。
この記事では、独学で中小企業診断士の試験勉強するときに、おすすめのテキストやおすすめの問題集を紹介します。
教材選びは大切ですよ!
1次試験・独学におすすめのテキスト
中小企業診断士の1次試験は7科目あり範囲は広いですが、基礎をしっかりと学ぶことが大切です。
難しいテキストや問題集は不要です。ここでは最もスタンダードなテキストや問題集を紹介します。
スピードテキスト(スピテキ)
大手資格学校TACが出版している中小企業診断士の1次試験向けのテキストです。必要にして十分な情報が詰まっています。
「これだけで大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが...大丈夫です!!
市販されているスピードテキストと、TACの中小企業診断士講座を受講したときに使われるテキストと内容は同じなのです。
業界最大手のTACが1次試験を分析して、学ぶべきポイントをまとめたテキストなので1次試験はコレで大丈夫です。(上記のリンクから、他の科目のテキストも見れます)
スピード問題集(スピ問)
スピードテキストに対応した問題集、スピ問と呼ばれている教材です。スピード問題集もスピテキと同じように、TACの講座を受講したときに使われる問題集と内容は同じです。
中小企業診断士試験の過去問と、これまでTACの答練や模試で出題した問題の中から良問だけを抜粋した問題集です。
テキストを読んで覚えるよりも、問題集を解いて知識を定着させる方が効率がよいですよ。テキストよりもこっちの問題集の方が大切かもしれません。
独学でも1次試験対策はTACの教材が一番
市販されているテキストは様々ありますが、1次試験対策ではTACの教材が一番安定していると思います。(2次試験は賛否両論ですが..)
- 1次試験の過去問分析力も高い
- 1次試験対策講座の受講生が最も多い
- 模試の受験者数も一番多い
独学で合格を目指す場合、1次試験のテキストはTACから出版されているものでよいと思います。
ただし、教材を買って終わりではなく、効率よく勉強できる順番もありますので注意してください。具体的に以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
2次試験・独学におすすめのテキスト
中小企業診断士の2次筆記試験は公式に採点基準も、模範解答が公開されないので鬼門ですね。
得点開示請求によって受験したときの点数がわかるようになったものの、今でもまだ採点基準はブラックボックスなので試験対策は難しいです。
- 資格学校が出す模範解答は内容がバラバラ
- 講師によって模範解答がバラバラ
- 自分で書いた回答を採点できない
勉強方法に困る2次試験対策におすすめのテキスト・問題集を2つ紹介します。
事例1~事例3
ふぞろいな合格答案シリーズ
独学で臨むのであれば、ふぞろいな合格答案シリーズは絶対買いましょう!ふぞろいな合格答案は、2次試験の合格者・不合格者の再現答案を集め、採点基準を分析している本です。
受験生が試験当日に書いた再現答案はもちろんのこと、1年ストレート、2年目、多年度で合格した人のそれぞれの勉強方法や、回答を考えるまでのプロセスなど生々しい答案がたくさん詰まってます。
毎年月6下旬に前年度の再現答案を分析した本が出版されます。発売後にすぐに売り切れてしまうときがあるので予約必須です。
2次試験を受験する7割~8割くらいの人が購入するバイブル本ですね。独学でも資格学校を使ってる人も必読だと思います。
事例4
集中特訓 財務・会計 計算問題集
2次試験最後の難関、事例4の財務・会計の計算問題集です。本試験問題と少し形式が異なりますが厳選された良問がつまっています。
最初は解けないかもしれません。1度解いて終わり!ではなく、何度も繰り返して解くことで、思考・スピード・精度が高まっていきます。
事例4が得意な人は少数派です。大半の受験生が事例4で苦戦するので諦めずにがんばりましょう!
2次試験対策は周囲の受験生をよくみる!
1次試験は絶対評価で、かつ暗記が中心なので、勉強時間に比例して得点力が高まり、着実に合格に近づきます。
でも2次試験は相対評価、つまり上位20%が合格する競争試験です。特に、事例1~3は絶対解がないので勉強もしづらいと思います。
周りにいる受験生よりも、的を得たわかりやすい答案が書けるか、ミスなく計算できるか、ということがとても重要になります。
できれば、自分の書いた答案を友達にみてもらい、フィードバックをもらうとよいと思います。
診断士の受験生でなくても、読みやすさは誰でもチェックできるので身近な友達に協力してもらうのも手ですよ。
まずは中小企業診断士向けのテキスト、問題集、過去問を使い倒して勉強しましょう。
その中で、どうしても理解しにくい、苦手だからもっと勉強したい、得点を安定化させたいと思う科目に限って参考書を使うとよいと思います。
参考 独学におすすめの参考書