女性が稼げる資格!実は「中小企業診断士」だと思う
中小企業診断士といえばビジネスパーソンに人気の資格ですが、実は、女性診断士が求められているのをご存知でしょうか?
女性の中小企業診断士って少ないから、凄く需要がありますよね。
そうなの!よし、私が女性診断士の実態を解説しましょう
中小企業診断士の女性割合
中小企業診断士の女性割合は、2017年の合格者ベースでいうと10%程度と男性と比べて非常に低いのです。
これは、他の中小企業支援に携わる士業、例えば税理士(15%程度)、社会保険労務士(35%程度)に比べても女性の割合が少ないのです。
その理由ですが...
中小企業診断士の試験制度は、資格取得までに1次試験、2次試験があり、その上、登録までに実務補習があったり、道のりが長く見えるのです。
また、取得後も資格の更新のための実務要件が課されているために、中小企業診断士を目指す女性がとても少ないのです。
中小企業診断士は稼げないのは...間違った情報
またよく言われていることですが...税理士等とは違い、中小企業診断士の資格には業務独占がないため、資格をとっても稼げないと考えている方も多いのが実情です。
実態は全然違うんですけどね。
難関資格を取得したところで、仕事につながるイメージができないことも、家事と仕事に追われている女性には取得のメリットが乏しいと感じられる理由かもしれません。
ぶっちゃけ、ゆみさんは収入増えたの?
うふふふ。会社員時代よりも自由に働けて、収入も増えましたよ
女性ならで活かせる強み・機会
中小企業診断士の仕事のやりがいの「 小規模企業支援編」や「商店街支援編」で紹介したように、中小企業診断士の支援はとてもニーズがあります。
その中で、女性ならではの活かせる強みとしては、女性である、ということ、機会としては、仕事の機会が多いことなどを挙げることができます。
女性である強み
中小企業診断士のクライアントは主に中小企業の経営者です。経営者は男性であることが多く、視点が凝り固まりがちです。
多角的な意見を求めるために中小企業診断士に支援を依頼することがあるのですが、そういう時に女性診断士が求められます。
男女差別ではないですよ。ビジネスでは女性の視点も大切なのです。
経営者に対して対等な立場で発言ができる女性というのは、こと中小企業においては、ご家族だけということも少なくありません。
ただし、ご家族も経営者の目線で物事をみていないので...会社経営に新たな視点をもたらすのは、外部から対等な立場で診断・助言ができる人間。すなわち、女性診断士となることがあるのです。
したがって、経営者・診断士ともに男社会であるからこそ、「女性である。」 ただそれだけで、強みになりうるのです。
女性は仕事の機会が多い
女性診断士が少ないため、診断士のコミュニティに属すことで、比較的容易に仕事をいただくことができます。
ただしそれは、診断士としての実力を見込まれたのではなく、女性であるという点が評価されていることがあるので、勘違いしてはダメですが。
チヤホヤされるということ?
そうそう、最初はね。笑
もちろん、実際に支援の現場に飛び込むと、実力社会なので他の診断士とのレベルの差に悩むことや、うまくいかなかいことも多くあります。
でも、中小企業診断士のコミュニティは狭いので、一か所で成果を上げることができればいろいろなお仕事を芋づる式にいただくこともできるかと思います。
ゆみさん!ゆみさん!って大人気だもんね・笑
馬鹿にしてます?笑
女性診断士は、窓口相談でも大活躍
女性診断士が少ないため、女性診断士に集中する仕事もあります。その一つの例が、経営の窓口相談の仕事です。
窓口相談では個室で長時間の相談を受けることとなるため、女性経営者からするとできれば同性の相手が望ましい、というニーズがあります。
あと、女性は聞き上手なので、男性経営者からの満足度も高いのです!
そのため、公的支援機関の窓口相談の専門家のリストには必ず女性が一人いるようになっており、また「女性向けセミナー」などの際も、講師として声がかかることが多いのが実情です。
本来の窓口機能、専門領域を重視すべきで、性別は必ずしも重視されないと思えるので、おかしな話といえますが…
また、女性ならではの視点ということで、商品開発・マーケティングでのアドバイスを求められることもあります。
中小企業診断士の中には、マーケティングのプロの男性は多くいるため、ただ女性というだけで、必ずしもこうした分野での活動は難しいかもしれませんが、チャンスは多いです。
資格取得を考える女性に伝えたいこと
手に職をつけて、安定して稼ぎたい...と考える女性には、中小企業診断士の資格をおすすめします。
仕事はたくさんあるし十分稼ぐことができます。
特に、女性診断士の需要が多いにも関わらず、絶対数が少ないので狙い目ですよ
仕事はたくさんあるし、十分稼げる
機会としても書きましたが、女性診断士を募集している公的機関は非常に多いと感じています。
超現実的な話になりますが...
中小企業診断士になると通常の事務職ではもらえないような高単価のお仕事があります。
女性でも年収600万円は簡単に超えますし、年収1000万円を超える方も少なくありません。
苦労して中小企業診断士の資格を取得したけど稼げなくて後悔する…ということはあまりないのではないかと思います。簡単に取れる資格ではないけど、目指す価値は十分にありますよ。
中小企業診断士になるためには?
中小企業診断士になるためには、1次試験に合格して、2次試験を合格するか、養成課程を受講する必要があります。
「中小企業診断士の難易度」の記事で紹介したように、かんたんに取得できる資格ではありません。
でも、中小企業診断士試験には「科目合格制度」もありますので、独学でもコツコツ勉強を続ければ必ず合格できます。
独学で勉強する自身がない、でも資格予備校にお金をかけれないという方は、「STUDYing(旧通勤講座)」や「診断士ゼミナール」の通信講座がおすすめです。
試験に合格するまでには時間はかかりますが、.努力に対して十分なリターンを得られる資格だと思います。
ぜひ、女性も中小企業診断士の資格取得も検討してみてくださいね♪