STUDYing(スタディング)中小企業診断士講座の長所と短所

STUDYing(スタディング)・中小企業診断士講座の長所と短所

各資格学校(通信講座)の特徴を紹介するシリーズです。本記事では「STUDYing(スタディング)旧通勤講座」について、特徴、良い点悪い点を詳しく解説します。

 

かず

 

STUDYing(旧通勤講座)の評判とか気になりますよね。どうやって評判を調べたの?


 

ゆみ

 

スタディング(STUDYing)を使って合格した人や受講生にインタビューしました!


 

たく

 

すげぇ~


 

本記事は、独学で勉強しようか通信講座や通学講座を使って勉強しようか、独学で合格を目指す!と思って勉強をはじめたものの「独学では厳しいかも...」と考えている方向けです。ぜひ、参考にしてみてください。

 

スタディング(旧通勤講座)とは?

スタディング(STUDYing)はKIYOラーニング株式会社が運営している通信講座です。年々受講者数が増え、次々と合格実績を伸ばしている注目の通信講座です。

 

2018年12月19日に、「通勤講座」のブランド名称が「STUDYing(スタディング)」に変更されました。(公式プレスリリース

 

中小企業診断士のような難関資格を目指す方は、そもそも仕事で忙しく、資格を取得したくても勉強する時間がないという問題がありました。

 

そこで、スタディング(STUDYing)では隙間時間・通勤時間を活用し勉強できる仕組みを追求し、通信講座を提供しています。

 

視覚をフルに活用して知識を体系的に学べる「学習マップ」を使った指導、また、2次試験で答案に書くべき内容を素早く抽出するロジックマップを使ったメソッドが特徴です。

 

数ある資格予備校の中で圧倒的な安さを誇り、受講料に対するコストパフォーマンスが非常に高い予備校です。

 

2019年度版から、スタディングの中小企業診断士講座も教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座に認定されました。(教育訓練給付制度のご案内|スタディング公式サイト

 

 

スタディング(STUDYing)の良い所(長所)

 

ではまず、スタディング(STUDYing)の良いところから紹介しましょう!


 

  1. 受講料が大手資格学校の3分の1以下
  2. 隙間時間にスマホで勉強できる
  3. 学習マップで知識を体系的に整理できる
  4. 問題演習の解説が充実しているため知識がどんどん深まる
  5. ロジックマップで2次試験対策ができる
  6. 中小企業診断士の試験をよく知っている

 

これらが通信講座の大きなメリットです。

 

 

① 受講料が大手資格学校の3分の1以下

 

まず、講座の安さです。従来の資格学校では、中小企業診断士試験講座の受講料は20~30万円かかるのが一般的でした。

 

中小企業診断士の試験制度」にも書いたように、試験科目も多いため教材のボリュームも多く、講義時間も長いため20~30万円かかるのが普通でした。

 

しかし、スタディング(STUDYing)ではこれまでの常識を覆すような低価格で提供しています。

 

STUDYing TAC LEC
1次2次合格講座 54,800円 285,000円 205,000円
教育訓練給付金 10,960円 57,000円 41,000円
合格お祝い金 10,000円 なし プレミアのみ
実質費用 33,840円 228,000円 164,000円

 

あまりにも受講料が安いため、「教材が良くないのではないか?」「安すぎて逆に不安」となる方もいますが、スタディング(STUDYing)が安いのは徹底的に余分なコストを削減しているためです。

 

TACなど従来の資格学校の受講料が高いのは、全国各地にある校舎の維持費や講師陣の給料という多額の固定費があるからです。

 

それに比べてスタディング(STUDYing)は、校舎の維持費も多くの講師陣の給料もいりません。だからその分価格を安くすることができるのです。

 

また、スタディング中小企業診断士講座も大手資格学校と同様に教育訓練給付制度の対象講座になりました!

 

合格の有無にかかわらず修了時に受講料の20%戻ってきます。なんと、スタディング中小企業診断士講座が実質35,000円程度で受講できるようになりました。

 

 

 

② 隙間時間にスマホで勉強できる

従来型の資格予備校や通信講座は、勉強をするために1~2時間まとまった時間を取る必要がありました。

 

しかし中小企業診断士のような難関資格を目指す層は、そもそも仕事で忙しい方がほとんどで、勉強したくても資格にチャレンジできる時間的余裕がなかったのです。

 

そのような実情を踏まえ、スタディング(STUDYing)では、隙間時間・移動時間を活用し勉強できる工夫が随所でなされています。

 

STUDYing(スタディング)・中小企業診断士講座の長所と短所

 

たとえば、講義動画は10~30分程度に細かく区切られているため、通勤中の電車の中、昼休みなどのちょっとした時間に音声・動画講義で勉強することができます。また、問題集もオンラインで提供されているため、スマホを使ってインプット・アウトプットがしやすくなっています。

 

短いスキマ時間でも、積み重なると非常にたくさんの時間になります。勉強をするために時間を確保する苦労をしなくても勉強できるため、勉強を続けやすいのです。

 

 

③ 学習マップで知識を体系的に整理できる

スタディング中小企業診断士講座の学習マップ

 

スタディング(STUDYing)の特徴的な教材に「学習マップ」というものがあります。「マインドマップ」と呼ばれる形式と同じもので、スタディング(STUDYing)が独自に作成した1次試験の重要な知識を体系的にまとめたものです。

 

何がすごいのかというと、学習マップを使えば視覚を使って理解・暗記・復習ができる点です。学習マップで全体像を把握した上で、単元毎に学習を進めることで「この知識は何に繋がるの?」と迷子になることがなくなります。

 

ゆみ

 

知識と知識がつながると、一気に理解が進みますからね。スタディングのの学習マップはとても良いと思います。


 

そして復習する際は、視覚を使いフラッシュバック的に瞬間的に復習ができため、復習にかかる時間を短縮できます。節約できた時間を使えば、復習する回数を増やせるので、知識を早く定着させることができます。

 

 

④ 問題演習の解説が充実しているため知識がどんどん深まる

国家資格の勉強大切なのは、アウトプットです。覚えたと思っている知識をアウトプットすることで、知識が定着していくからです。

 

そのため、スタディング(STUDYing)ではアウトプット中心の学習ができるように設計されています。スタディング(STUDYing)の問題演習の解説はとても充実しています。演習していく中で、知識を深化させていくように設計されているのです。。

 

学習マップで知識を体系的に把握し、演習を繰り返すたびに知識が深まり、いつの間にか知識が定着する工夫がされています。

 

 

⑤ ロジックマップで2次試験対策ができる

スタディング中小企業診断士講座のロジックマップ

 

ロジックマップに沿って考えることで、与件文や一次試験の知識から、答案用紙に書くべき要素をロジカルかつ網羅的に短時間で抽出できるメソッドなのです。

 

このロジックマップは漠然とした概念ではなく、フレームワークになっているため、訓練次第で、誰でも使いこなせるようになります。

 

2次試験対策の講座では、ロジックマップの使い方を中心に講義があるため、着実にスキルを身につけることができます。

 

 

⑥ 中小企業診断士の試験をよく知っている

 

通信講座を運営しているKIYOラーニング株式会社の代表が中小企業診断士の資格を保持しています。つまり、試験制度のことを熟知しているのです。

 

スタディング(STUDYing)には、様々な資格講座が準備されていますが、最初に開校されたのが中小企業診断士の講座です。

 

代表自身が診断士試験を熟知し、カリキュラムを作成の指揮をしてきているため、深くまで設計されたカリキュラムになっているのです。

 

歴史の浅い新興企業のため、大手資格学校に比べると、教材の質が劣るようにみえますが、教材の中身はしっかりとしています。気になる方は、申し込む前に無料講座を受講してみてください。

 

 

 

 

スタディング(STUDYing)の悪い所(短所)

 

次は、スタディング(STUDYing)の良くないところです。スタディング(STUDYing)に限らず完璧な講座はないと思いますので、短所も紹介します!


 

  1. 勉強のセルフマネジメントが必要
  2. 紙版の問題集が提供されていない
  3. 初学者にとって財務会計は少し学びにくい

 

 

① 勉強のセルフマネジメントが必要

スタディング(STUDYing)を受講すると、必要な教材と学習する上でペースメーカーとなる講義動画はあります。当たり前の話ですが、通信講座なので受験生同士の交流が少なく、切磋琢磨できる勉強仲間はつくりにくいのです。

 

誰からも監視されない環境なのでサボることもできますし、集中せずに受講することもできます。勉強のセルフマネジメントが必要になるのです。

 

ゆみ

 

ただし、デメリットでもありメリットでもあります


 

時間の拘束がないというのは、その時々の都合に合わせて勉強計画を組むことができるということです。(≒自らが計画を立てなければならない)これはデメリットと捉えることもできますが、ポジティブに取られることができます。

 

中小企業診断士に合格し資格を生かして活動しようとした場合、所属した何かに強制されるのではなく、自らの意志で行動していくことが大切だからです。

 

その点、スタディング(STUDYing)は強制力は弱く、どのように活用するのかを考えるところから始められるので、そういった意味でも良い訓練になるのではないかと思っています。

 

 

② 紙版の問題集が提供されていない

スタディング(STUDYing)の教材はすべてオンラインでの提供になります。テキストは印刷することもできますし、オプションを申し込むと紙のテキストを手元に置くことができます。

 

ところが、通勤問題集・過去問問題集についてはオプションでも紙物の教材は提供されていません。家でゆっくり勉強できるときは、紙面教材をつかって勉強したい派にとってはすこし教材の使いにくさを感じるかもしれません。

 

慣れの問題ですし、タブレット端末があればほぼ気にならないと思います。

 

 

③ 初学者にとって財務会計はし学びにくい

財務会計は初学者にとっては、スタディング(STUDYing)の講義を聞くだけでは恐らく理解が難しいです。これはスタディング(STUDYing)の講義内容が悪いというわけではなく、他の学校を含め中小企業診断士講座全般にいえることです。

 

財務会計を習得するためにはアウトプットがとても大切になります。そのため、財務会計の通勤問題集は、計算問題が多く内容は充実しています。

 

ところが「通勤途中に勉強できる」というのが売りのスタディング(STUDYing)でも、計算問題はやはり座って計算しなければなりません。しかがって、初学者にとっては特に、財務会計が勉強しにくいと感じると思います。

 

ゆみ

 

STUDYing(スタディング)に限った話ではなく、科目上の性質である点は補足してお伝えしておきます。


 

 

 

STUDYing(スタディング)の中小企業診断士講座の目安

 

教材名 内容 ミニマム スタンダード コンプリート
合格戦略講座 9回(約6時間)
1次基礎講座 58回(約58時間)
実戦フォローアップ講座 49回(約14時間)
通勤問題集 58回
過去問セレクト講座 56回
直前対策講座 7回(約21時間)
通勤模試 全7科目 解説講義
2次基礎講座 40回(約31時間)
学習Q&Aの閲覧 オプション オプション
Q&Aチケット オプション オプション 7枚
冊子版オプション オプション オプション オプション
価格 49,980円 59,980円 79,980円

 

たく

 

受講料をみると、圧倒的な安さに驚きますね。


 

コンプリートコースがSTUDYing(スタディング)の中のフルパックプランなのですが、それでも8万円です。大手資格学校だったら30万円近くになるレベルです。

 

 

 

 

 

まとめ

STUDYing(スタディング)は通勤時間など隙間時間を活用し、日々働く中で無理なく勉強を続けることができます。また、大手資格予備校と比較して、半値以下で受講することができる点も大きな魅力です。

 

合格者の声
  • STUDYing(スタディング)の学習マップは私にとって最適なツールでした
  • スキマ時間を有効活用できるSTUDYing(スタディング)があったからこそ諦めることなく学習を継続することができたのだと思います。
  • STUDYing(スタディング)のロジカルマップの考え方は非常に役に立ちました。
  • STUDYing(スタディング)の問題は解説が充実しています。解説を何度も読み込むことで理解が深まりました。
  • まとまった学習時間の捻出に苦慮されている方にオススメです。

 

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完全に独学で勉強を続けるのは限界を感じる。でも、高い受講料を払えないし、完璧に管理されたカリキュラムまではいらない。

 

半分予備校・半分独学くらいの感覚を持っているのであれば、STUDYing(スタディング)は最適な講座だと思います。

 

ゆみ

 

いかがでしたか?独学であれ、資格学校であれ、自分に合った勉強方法をみつけることが合格への一歩です。最後はご自身の目で確認して決めてくださいね!